2010/04/21

てがみ 続編

  ある はれたひ 家の前にきれいなベンツに乗った

  初老のおじさんが 手みやげもって訪ねられた。

  対応した家内はどちらさんかわからず 尋ねると。

...以前こるりちゃんへ手紙の返事を書いた身内のものですと。
 
  あっ 手紙!つなおばあさん あの美しい手紙。

  家内は こるりと年賀状を出していた

                   村で暮らすおばあさんにすこし楽しんでもらうために。
 
                   なにかあったのかとすこし 悪い想像をしたらしい。

...実は、村にはおばあちゃんも誰も住んでいないんです、

  家だけがあり たまに家の様子を見に来ているだけなんです。

  そんなとき こるりちゃんから 年賀状が来ていたもので。

  拝読したおばあちゃんが みやげ持ってたずねて来た事にしてもらうことにと

  お母様に事情の説明 方々 挨拶に来たのだと。

                 ...母は 以前から施設に入っておりこのことは知りません

                   文章は私が書いたのですと 申し訳なさそうに。

                   このことは秘密で でと去られた。

  

  手紙を頂いたときいろいろ想像した どんな おばあさんだろう

  どういう仕事をしていたのだろう ワープロ打つなんてなあって

  家族かなあ?ってことが すべて解決納得し 

  ただ者でないおじさんの計らいに ちょっと憧れてしまいました。

 



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