Wa !?
もういくつ寝るとお正月 お正月には凧揚げて
なんてことは最近あまり見ないけど お正月は
やってくる。 ああ お正月観が減ってますね。
いまどきの子供たちは忙しく 部屋のなかで
室内遊戯に励んでいる。子供たちは家の遊びは
増えたが 最近の家には遊びが減って、広さは
有るが便利で合理的で機能的に造られすぎてい
て ゆとりはない感じもあります。 こだわれ
ばややこしいしややこしくすれば手間もかかる。でもね。
昔あった 長屋な
んかでも 小さいけれど 美しい遊びがあって、 それは 大家さんや 大工さんの 日本人的美的感覚を そんな家にも施されてあった。それは子供の時の記憶であって私は原風景になってますが、 玄関ドアが木で複雑にでこぼこしてたな、ああなんか壁が丸くくりぬいてあって竹が
入ってたり 狭い座敷に天井から釣り床が、
床柱と
も言えない柱のなぐり模様、 がたがたした手の込んだ 粋とも言える詳細がそこ、ここにあって 花なんかが飾
れる間が
あったり 土間が今思うと左官屋さん時間かかったやろうな
って思う 職人のゆとりも感
じられた。ディティールの多い空間で 和と言うよりも工藝を感じていた。 シンプルな現在の流行は 逆にそういうところからの反動もあるよねって考えます。シンプルが
進み無機的に進むと こんど有機を混ぜたくなり、いい風にごちゃごちゃしたくなる。で、またシンプルになって。 ファションでもインテリアでも建築でも 流行は行ったり来たりの無いことねだり。
部屋の意匠もとってもシンプルに 進んでいる昨今ですが 子供たちにとって過ごすこんどの家は 出来れば床の間とまでいかずとも どこか棚一つ お正月の飾りが出来る部分や 畳の上で福笑い(そんなものしないか?)なんて事をして暮らせるとこや、 お母さんがちょっと 一輪挿しをそっと飾るなんてことの仕草を 見せてあげられるような部分がほしいものです。 そんなとこから 日本人のアイディンティティ 美意識を育てられるのかなって思います。大げさかもしれま
せんが。いやいや!うちはそんな事言われても 全体が南欧風なのでとか、ミニマリズムのシンプルモダンの洋風で和室はいりませんし、子供もグローバルに育てるんだからって 言わないでくださいね、玄関で靴脱ぐ以上どうしたって和風なんですから。 すいません。和洋折衷の どこねらうか どこをこだわるかは皆さん次第 モデルルームでも 造って創ってる現場でも 靴脱ぎで 玄関框にスリッパ置いてお待ちしています。どこかにすてきな粋をつくりましょ。和風ってのは本来シンプルなんですよ。
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