2010/09/20

住まいの真ん中はなにか?


近くの木の上で小鳥が さえずり始め 東の端っこが紫色に染まり始めたころ もうちょっと眠ろうかと思ったがテントの入り口のチャックを開けた。ゆったりとした水の流れのよこ 昨日のたき火小さく白くなり、最後の煙が空に上っていく。たき火の周囲に燃えずに丸く残っている半分墨になりかけた薪を真ん中に集めて やかんを直に置いた。ビールの空き缶や焼き肉のたれ、散らかった花火の竹芯やら紙皿を集め 整理してゴミ袋に入れる。水のタンクで顔すこし洗い タープに干してたタオルで顔を拭く。林からおりてくる空気は湿度高いが ひんやり潤ってきもちいい。最後のコンビにで買っておいた UCC にお湯注ぐ。子供達も細君もテントが温室になる頃まで まだまだ出てこないだろうから、全神経をだらりとゆるめぼんやりすごそう。なーんにも考えないで。


 テレビもないラジオもないが 子供らのゲームは相変わらず。ゲームやめと言えば それなりに遊びを見つけて遊んでいる。日常と違うこの空間で自分たちの居場所をみつけて 造って遊んでいる。住まいの原点は大昔の人々も こんなところかからはじまる。とりあえず 食べるものを作るとこ、火の場所、キッチン。があってその横で寝ていた。それを囲んで住まいになった。 


住まいが大きくなって、流し台や調理器具そのものを大工さんや職人さんがつくっていたころ、一時期キッチン台所は 家の中心でなく端っこでって間取りになっていた。でも最近のキッチンはちがう 奥様だけでなくて 男も子供らも誰もが流し台を囲んで使って、楽しく おしゃべり出来る家具になってかつ、きれいになって、家のまん中に置けるようになった。 リビングキッチンって考え方。が一般的になってきた。家族みんなと コミニケイションを深めながら成長していけるためにキッチンメーカーさんデザイナーさんが 新しいものって事も含め造られたアイデア、製品。であるはず。でもね プランさせていただいて、この最近変わった事は 、テレビ!! 薄くなっちゃった未来のようなテレビが どこに置かれるかってことを悩まれる方が多いのです。せっかくのアイランドキッチンからテレビ見るのです、家族と時間を共有する?同じテレビ見れるように、?


朝の忙しい時ダイニングキッチン横の棚の上に、小さい時計がわりのテレビが置かれる時代はおわってしまって。リビングからダイニング突き抜けてキッチンまでつながるテレビ目線。住まいの中心はキッチンとテーブルって思ってきた わたしは、最近かなり住まいの中心はテレビじゃないかって思ったり。小さいとき見たSF映画見たくなってきた。そういう映画はだいたい、はちゃめちゃな事になっちゃって、人間の本当の暮らしを実はテーマにしてたりして、抱き合ってエンディング。ううーん ちょっと危機感もある。抱き合うならいいか?。


ダイニング、キッチンで本当に なにをすべきかって 考えなきゃ、いけませんね。

もう LDK なんて呼び名、考え方はもう古いのかな。違う名称が有ってもいい気がします。もしくは、、私が古いのかって思ったりします。

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